オンライン研究会のお知らせ
日本遺跡学会 オンライン研究会
「遺跡のなかの民俗学」
趣旨
遺跡は、顕著な考古学的価値を持った時代に限らず、現在までのながい歴史の中での多様な内容や価値を有しています。遺跡の保存や整備活用は、それらを十分に理解したうえで取り組む必要がありますが、それぞれの地域の現在の営みと人々が地上や地下に残した痕跡である遺跡とは接点を見出しにくいものです。そうしたときに、民俗学の視点が入ることで現在と過去の遺跡とを地続きのものとしてとらえやすくなったり、遺跡そのものへの関心の広がりや保護の在り方の多様性にもつながったりするのではないでしょうか。
そこで、2020年度日本遺跡学会オンライン研究会は「伝承される遺跡」をテーマに開催します。学術的に見出される以前、遺跡は地域住民にどのように伝わってきたのか、民俗学と考古学を横断する視点から検討したいと思います。
1) 日時
2021年3月6日 土曜日 13時~17時
2) 会場
奈良文化財研究所からライブ配信
3) プログラム
13:00~13:10 オンライン状況の確認と趣旨説明
13:10~14:10 講演1 角南 聡一郎 氏(神奈川大学国際日本学部)
遺跡の民俗学あるいは伝承の考古学―重畳たるモノとコト―
14:10~14:50 報告1 伊藤 文彦 氏(三重県教育委員会)
斎宮跡は"発見"されたのか―伝承の形成過程と遺跡―
14:50~15:30 報告2 山川 志典 氏(静岡県富士山世界遺産センター)
語り継がれてきた場所―「話がある」ということに着目して―
15:30~15:45 休憩
15:45~17:00 座談会 角南氏、伊藤氏、山川氏
コーディネーター 惠谷 浩子(奈良文化財研究所)
コメンテーター 菊地 暁 氏(京都大学人文科学研究所)
4) 参加申込
本研究会は会員・非会員ともに無料ですが、参加には事前申込が必要です。
以下のURLからの申込をお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/1N-AyfvPnXZACM4p3lYem4OYZQAkANk7Ua2YTm4EQink/edit
もしくはメールに「日本遺跡学会オンライン研究会 参加希望」を明記の上、
① お名前 ② ご所属 を記載し、isekig_nabunken☆nich.go.jpまでメールをお送りください。
(※☆を@に変更してください。)
今回は、Zoomのweb会議ツールを用いてオンライン開催をいたします。
お申し込みいただいた方には、後日ID/PW を通知させていただきます。
5)申込期日
2021年2月28日(日)まで
※画像をクリックすると拡大されます。
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