いせき café

2017年4月 5日 (水)

いせき cafe 35 虎塚古墳

平成29年3月30日にひたちなか市にある虎塚古墳を訪れました。
虎塚古墳の石室は、明日香村にあるキトラ古墳と高松塚古墳と
同じ凝灰岩で構成されていますが、壁画の内容はまったく違い
ます。キトラ古墳と高松塚古墳の石室には色彩豊かな天文図や
四神などが残っているのに対して、虎塚古墳の石室には環状文
や三角文のような抽象的な模様がベンガラで描かれています。
石室は解体されておらず、古墳の中にしゃがんで見学をする
ところもまた印象深いです。
 
 
authored by エマニュエル・マレス(奈良文化財研究所)

1

虎塚古墳の全景

2

虎塚古墳の石室内の写真と平面図(石室内は撮影禁止)

2017年3月29日 (水)

いせき cafe 34 箕輪城跡

平成29年3月26日、群馬県高崎市にある国指定史跡箕輪城跡を
訪れました。指定面積は城域約36haのうちの約19ha。戦国時代の
城で井伊直政の居城であったが、高崎城を築城して廃城となった。
昨年11月、郭馬出西虎口門(かくうまだしにしこぐちもん)が復元さ
れた。
 
私事で恐縮であるが、文化庁での文化財調査官の時に復元に伴う
現状変更申請に先立っての復元建物の検討委員会(「史跡等に
おける歴史的建造物等の復元の取扱いに関する専門委員会」)で
この建物の復元について諮問したため、思いのある建物でした。
城跡の西側、大手側から大堀切の中を登って行ったが、説明して
いた通り途中で建物が見えて、「実現したな」と感動した。
 
ボランティアの解説員の方によると、来訪者は百名城ということで
全国各地から多いが、建物復元後は地元の方が多くなったという。
地元でも遺跡が再認識され、一層活躍されればと思います。
 
 
authored by 内田 和伸(奈良文化財研究所)
 
 
Dsc08174
 
大堀切から見た郭馬出西虎口門(西から)

Dsc08192

郭馬出西虎口門(内側から)

いせき cafe 33 キトラ古墳での乾拓について 2

平成29年3月20日、奈良文化財研究所と国営飛鳥歴史公園の共催で
キトラ古墳の遺跡見学&乾拓体験会(第2回目)を実施しました。春分
の日ということで暖かく、現地見学には恵まれた天候でした。

乾拓では天文図は大きい(90cm×80cm)のですが、数名の方が挑戦
されました。参加されたの皆さんは思い思いの落款印を押されました。
 
 
authored by 内田 和伸(奈良文化財研究所)
 
Dscf2981

写真後方の円丘がキトラ古墳(西から)

Dscf2979

天文図乾拓の様子

いせき cafe 32 河越館跡

平成29年3月19日、埼玉県川越市の河越館跡を訪れました。河越館跡は
平安時代から南北朝時代にかけての関東武士河越氏の館跡。入間川に
面する位置にある。国指定史跡で指定面積は約4.8ha。土塁も一部で高く
残っている。近年の第一期整備で堀跡などの遺構表示や便益施設の
設置を終えている。
史跡内の一画には常楽寺という楼門のある立派なお寺があり、これは
河越氏の持仏堂が起源と言われ、河越氏衰退後に寺域を広げたと考え
られている。遺跡に立地する寺社はその立地に意味がある場合が少な
くないと思われる。
 
authored by 内田 和伸(奈良文化財研究所)


Dsc07979
 
標柱の背後にある東西、南北に広がる土塁(西から)
 
Dsc07982

史跡内の常楽寺(南西から)

2016年11月15日 (火)

いせき cafe 31 - 平原遺跡とコスモス畑

福岡県、平原遺跡とコスモス。10月23日に久々に福岡県糸島市の平原遺跡を見学。
秋に訪れたのは初めてでしたが、墳墓の東側のコスモス畑が見事。以前無かった
レンタサイクルを駅前で借りて移動しましたが、市内の遺跡への標識がわかりやすく
助かりました。
 
 
authored by 山中 鹿次(NPO法人近畿地域活性ネットワーク)
 
 
Up147

Up143

Up137

2016年11月 7日 (月)

いせき cafe 30 - 2016年秋の平城京天平祭(奈良市)

2016年秋の平城京天平祭 みつきうまし祭り(主催:平城宮跡にぎわいづくり実行委員会・
奈良県・奈良市)が10/29-11/6にあり、第一次大極殿前の特設ステージでは天理大学
雅楽部による伎楽「聖武天皇の夢」、大和絵巻実行委員会による「天平15年 五節の宴」、
雅楽師東儀秀樹コンサートなどが行われました。
 
今年は平城宮跡に近い、航空自衛隊奈良基地が開設60周年を記念して、平城宮跡上空
をブールーインパルスが展示飛行を行いました。
未だかつてない程たくさんの人々が集まりました。ブルーインパルスの集客力にただただ
驚かされました。飛行機の後ろから聞こえる爆音と白い煙で、入間基地(埼玉県)で毎年の
ように見ていた子供の頃にトリップしてしまいました。
 
 
authored by 内田 和伸(奈良文化財研究所)
 

Updsc05702
平城宮跡上空を飛ぶブールーインパルス

Updsc05587
天理大学雅楽部による伎楽「聖武天皇の夢」

Updsc05671
大和絵巻実行委員会による「天平15年 五節の宴」

2016年10月17日 (月)

いせき cafe 29 -キトラ古墳の乾拓板

9月24日、特別史跡キトラ古墳の石室から剥ぎ取って修復した壁画を保存公開し、その
活用を図る文化庁施設と国営公園の展示施設の入る、キトラ古墳壁画体験館四神の館
がオープンし、昨年工事を終えていた特別史跡も公開が始まりました。
 
古墳への園路沿いに壁画を原寸大でトレースし、それをエッチングの手法でステンレス板
に焼き付けた、乾拓板が設置されています。
 
子供の頃、硬貨に紙を載せて鉛筆でこすり文様を写し取った経験はだれにでもあるのでは?
詳しくは近刊の『遺跡学研究』遺跡の現場から、参照のこと。
 
 
authored by 内田 和伸(奈良文化財研究所)
 
Updsc04890

Updsc04901

Up005

2016年6月23日 (木)

いせき cafe 28 - 仁徳陵古墳(大仙古墳)を走る

毎年4月29日開催の堺シテイマラソン。
 
大仙公園を発着し、仁徳陵古墳の周囲を走るのがコースのハイライトである。
拝所の前と、南海;JR阪和線三国が丘駅に最近出来た展望施設からの風景。
 
1周するだけで3km近くあるが、
この大会開催が世界文化遺産登録や、
そばにある堺市博物館の入場増加に繋がってほしいものだ。  
 
 
authored by 山中鹿次(NPO法人近畿地域活性ネットワーク)
 
 
029
 
050
 
019

2016年4月 1日 (金)

いせき cafe 27 - 遺跡公園:博物館への散策路

大中遺跡公園内にある兵庫県立考古博物館。

最寄のJR山陽本線土山駅から約1,3kmの遊歩道。
例年春の特別展の時期は4月5月はツツジやパンジー、6月はあじさいが見事。
この遊歩道は廃線になった別府 鉄道の線路跡を活用。 
 
役目を終えた鉄道跡も博物館:遺跡公園への絶好の散策路となっている。  
 
 
authored by 山中鹿次(NPO法人近畿地域活性ネットワーク)
 
 
013
 
027
 
062

2016年1月 4日 (月)

いせき cafe 25 - 世界文化遺産と走る

毎年2月開催の法隆寺いかるがマラソンと姫路城マラソン。法隆寺いかるがマラソンでは藤ノ木古墳前も走る。
関西で開催の市民マラソンらしい歴史的景観のコースである。


authored by 山中 鹿次(NPO法人近畿地域活性ネットワーク)
 
1_3

2
3_2


より以前の記事一覧

その他のカテゴリー