遺跡学史インタビュー10 <沖縄編>
11月16日、沖縄にて遺跡学史インタビューをおこないました。
話し手は知念勇氏(前・沖縄考古学会会長)と當眞嗣一氏(現・沖縄考古学会会長)で、
戦後の沖縄の考古学、文化財保護行政をけん引してこられたお二人です。
聞き手は盛本勲氏、惠谷浩子、前川歩でした。
琉球政府時代の文化財保護から、本土復帰前後の動き、
復帰後の保存運動や史跡整備、ユネスコ世界文化遺産への登録まで、
戦後沖縄の遺跡学史の通史的に語っていただきました。
特に、戦後沖縄での考古学の芽生え、文化人たちの遺跡保存運動、
琉球政府と日本政府との文化財保護の交流史、杢正夫氏や吉川需氏らの考え、
等々、興味深いお話を多く聞かせていただくことができました。